脇指 869 無銘(播磨大掾重高)
- Mumei(Harima daijo Shigetaka) -

刃長 一尺八寸八分一厘弱 / 57.0 cm 反り 三分九厘六毛 / 1.2 cm
元幅 30.1 mm 元重 6.1 mm
先幅 物打25.3 mm  横手位置21.1 mm 先重 物打4.8 mm  松葉先4.3 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和44年7月11日 岡山県登録
附属 ・木はばき(共柄)
・白鞘
価格 198,000 円(税込)



播磨大掾藤原重高は江戸時代前期の寛文頃に越前で活躍した刀匠です。生国は信州飯田で、関兼則の門人と伝えられており、天正頃に師の移住と共に越前に移りました。 重高初代も上手な人でしたが、本作の二代重高も父に劣らぬ技量の持ち主で、重高は十一代嘉永迄続く名門刀工で、作品は康継に似ると言われています。

この脇指は元先の幅差頃好く開いて中切先。地鉄は小板目よく錬れて杢交じり、刃縁柾がかる。刃文は匂口明るい互ノ目乱れに一部小さな丁字ごころの刃を交え、刃縁には小沸が豊かに付き、足よく入り、砂流顕著に現れ、鋩子は表裏直ぐに先掃き掛けて丸く返っています。

裸身重量543グラム。
※委託品