脇指 845 河内大掾藤原國定
- Kawachidaijo Fujiwara Kunisada -

刃長 一尺六寸三厘九毛強 / 48.6 cm 反り 四分九厘五毛 / 1.5 cm
元幅 30.5 mm 元重 6.5 mm
先幅 物打24.4 mm  横手位置20.6 mm 先重 物打5.5 mm  松葉先5.1 mm
目釘穴 2個 時代 江戸前期正保頃(1644~)
The early period of Edo era
鑑定書 登録 昭和35年1月14日 高知県登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 165,000 円(税込)



河内大掾藤原國定は、國定は美濃の名工兼定の流れを汲む会津兼定一門の刀工で、入道兼定の弟であり、俗名を古川孫太夫と称し、初銘を國貞と切りました。正保中に河内大掾を受領。刃味に定評があり、業物指定されています。
國定は二代続き、二代目は河内守を受領しています。

元先の幅差開いて中切先。身幅広めでがっしりとした造り込み。地鉄は柾気が強い板目肌で、黒い地景が頻りに入り、刃文は匂口明るく冴えた直刃で、刃中には長い金筋が光り、鋩子は直ぐに先丸く返っています。
鍛錬疵は無く、地鉄を堪能できる作品ですが、茎の傷みにより、銘文が読み辛い状態であることが惜しまれます。

裸身重量451グラム。