刃長 |
一尺四寸二厘六毛弱 / 42.5 cm |
反り |
三分零厘三毛強 / 0.92 cm |
元幅 |
29.0 mm |
元重 |
5.8 mm |
先幅 |
物打24.3 mm 横手位置22.0 mm |
先重 |
物打4.9 mm 松葉位置4.2 mm |
目釘穴 |
2個 |
時代 |
室町後期
The latter period of Muromachi era |
鑑定書 |
― |
登録 |
昭和38年7月19日 京都府登録 |
附属 |
・素銅地金着二重はばき
・白鞘 |
価格 |
165,000 円(税込)
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兼常は室町期に数代あり、美濃鍛冶で有名な兼元や兼定に次ぐ末関の良工で、業物とされています。
この脇指は鎬造、庵棟、元先の幅差頃好く開いて切先やや延びごころ。地鉄は杢目肌よく練れて詰み、少しく肌立って地景入り精美。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れを三本杉が如く三つ一山とし、その間に互ノ目を一つ焼き込む刃取りで、刃中には細かな砂流が見られ、鋩子は乱れ込み、先直ぐに丸く返る。
茎の腐食が惜しまれるも、真面目な研磨がなされ、凛としていて鑑賞刀としては申し分ない作品です。
裸身重量362グラム。 |
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