脇指 820 関住兼元
- Seki ju Kanemoto -

刃長 一尺七寸四分五厘強 / 52.9 cm 反り 三分六厘弱 / 1.1 cm
元幅 28.7 mm 元重 7.4 mm
先幅 物打23.0 mm  横手位置20.2 mm 先重 物打6.7 mm 松葉先6.8 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 登録 昭和48年2月12日 鳥取県登録
附属 ・素銅地金着はばき
・白鞘
価格 165,000 円(税込)


元先の幅差頃よく開いて切先気持ち延びごころ。地鉄は杢目肌がよく錬れて詰み、地沸付いて地景入り、一部肌立ちごころ。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、互ノ目を二つ一組に焼き上げ、匂口にはやや大粒の沸が盛んに絡んでいる。鋩子は横手で互ノ目を焼き込み、先直ぐに丸く返る。
本刀は新刀期の兼元であろうか。御家芸である三本杉ではなく、互ノ目を二つ一組に焼き上げているところが興味深い。
銘に関しては無碍に否定もできませんので、是非一度保存刀剣審査を御受審下さい。

前所有者が寝刃合わせしているため、現状では刃先に細かい砥石目が見られるも、地刃の鑑賞は可能。
御希望の方には美術観賞用上研磨を132,000円(税込)にて承ります。

裸身重量610グラム。