脇指 799 信濃大掾藤原忠國
- Shinano daijo Fujiwara Tadakuni -

刃長 一尺七寸九分二厘 / 54.3 cm 反り 四分九厘強 / 1.5 cm
元幅 31.7 mm 元重 6.8 mm
先幅 物打23.75 mm  横手位置21.6 mm 先重 物打5.3 mm  松葉先5.1 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 貴重刀剣認定書 登録 平成31年3月28日 和歌山県登録
附属 ・素銅はばき
・黒蝋塗鞘脇指拵
価格 297,000 円(税込)



初代忠國は出羽大掾藤原國路の優れた門人として知られますが、因州鳥取に移住してから、八代乃至九代の明治まで同銘が続き繁栄しました。
本刀は二代信濃大掾藤原忠國による作品で、二代忠國は享保5年(1720)に70歳で没しています。初代との銘字は国構えの中の「玉」の字に見られ、初代が「国」と切るのを二代は「國」に切るところにあります。

この脇指は元先の幅差頃好く開いて反り美しく、小板目肌良く練れて詰み、地沸付いて細かな地景入った精美な地鉄に、破綻無き直刃を焼き上げ、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返っています。

附属の拵は突兵拵を意識した先細りの鞘で、切羽は素銅地に金鍍金で、鐔は長州住友賢在銘品。小柄こそ失われているものの、他は切羽の一枚すらすり替えられていない完全なるオリジナル。今や大変貴重な存在です。柄にがたつきは無くしっかりとしています。鐔鳴りは極僅か。
化粧直しを施し特別保存刀剣鑑定を御受審頂いて末永く御愛蔵下さい。

裸身重量551グラム。  拵に納めて鞘を払った重量786グラム。


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