脇指 794 横山上野大掾藤原祐定 備州長船住
- Yokoyama Kozuke daijo Fujiwara Sukesada -

刃長 一尺九寸一分二厘強 / 51.5 cm 反り 六分二厘強 / 1.9 cm
元幅 32.1 mm 元重 8.4 mm
先幅 物打24.0 mm  横手位置21.7 mm 先重 物打6.3 mm  松葉先4.7 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和46年2月16日 大阪府登録
附属 ・素銅地二重はばき
・白鞘
価格 660,000 円(税込)



室町中期から続く備前祐定派は、数十人規模で鍛刀していた大刀工群でしたが、古刀期末期の度重なる吉井川の氾濫に伴って多くの鍛冶を失い、祐定の一族のみになったと伝えられます。
横山上野大掾祐定は、新刀祐定派復興の功労者である七兵衛尉祐定の子で、古刀期永正の与三左衛門尉祐定から数えて六代目。名を平兵衛と称し、寛永十年に生まれ、寛文四年七月、32歳の時に上野大掾を受領、以降需要の最盛期にあって長船祐定派を統率し、89歳という長寿を全うするまで末備前祐定流の復興に心血を注ぎ、消滅寸前の長船を復活させた新刀祐定随一の名匠です。

この脇指は刃長の割に反り深目で、元先の幅差頃好く開いて切先延びごころ。地鉄は杢目よく練れて詰んで地沸付き、細かな地景が入って一切の破綻が無く、刃文は匂口明るく冴えた直刃を焼いて、刃縁には細かな働きが見られます。鋩子は表裏共に直ぐに焼きたっぷりと丸く返っています。

裸身重量710グラム。  拵に納めて鞘を払った重量グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。