脇指 752 無銘
- Mumei -

刃長 一尺六寸二分九厘弱 / 49.37 cm 反り 三分一厘 / 0.94 cm
元幅 26.3 mm 元重 5.4 mm
先幅 物打19.9 mm  横手位置17.5 mm 先重 物打4.2 mm  松葉位置3.0 mm
目釘穴 1個 時代 室町後期 ~ 江戸前期
The latter period of Muromachi era ~ The early period of Edo era
鑑定書 登録 昭和40年12月5日 愛知県登録
附属 ・素銅地金着はばき
・黒蝋塗鞘脇指拵
価格 220,000 円(税込)



焼き出し部分を見るに磨り上げのようです。現状でも元先の幅差が開いた優雅な姿が印象的で、地鉄は杢目がよく練れて刃縁柾がかり、肌立って美しく、直ぐ映りが立っています。刃文は直刃で匂口は明る目。刃縁に細く肆なやかな金筋が見られ、鋩子は直ぐに先丸く返っています。

附属の拵は金着切羽や鐔に至るまで全てがオリジナルで、今や貴重な存在。現状では柄に極僅かに遊びがありますが、さほど気にならない程度の物で、簡単に直すことが可能です。水車図の鐔には金覆輪がかけられており、面白いことに鐔の表裏を逆にして、通常なら笄用として用いられる穴を小柄用の穴ととしています。
鞘に大きな凹みや傷みも見られず、総じて保存状態が良い。植物や花に関連する粋な小柄を添えて更に本刀の価値を高め、末永くお楽しみ頂きたく思います。

製作年代を室町後期から江戸前期と表記しましたが、再研磨の上更に地刃を確認すれば、もう少し時代が上がるかも知れません。
内外共に保存審査を是非御受審頂きたい一刀です。

裸身重量320グラム。  拵に納めて鞘を払った重量579グラム。


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