刃長 |
九寸一分七厘四毛強 / 27.8 cm |
反り |
― |
元幅 |
27.7 mm |
元重 |
4.5 mm |
先幅 |
物打25.1 mm |
先重 |
物打4.1 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
室町後期
The latter period of Muromachi era |
鑑定書 |
保存刀剣鑑定書 |
登録 |
平成8年10月11日 岡山県登録 |
附属 |
・素銅地銀着はばき
・白鞘 / 継木
・朱赤腰蝋塗萎革包鞘変形合口短刀拵 |
価格 |
1,485,000 円(税込)
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室町時代の美濃鍛冶を代表する刀工『兼元』。兼元は同銘数代継承され、新刀期に迄及んでいますが、その中でも最上大業物として名高く、最も技術的に優れているのが二代兼元で、世上この兼元を「孫六兼元」と呼称し、その作風は各代共に「三本杉」と称される尖り互の目を連ねた刃文を得意として焼いています。
この短刀は平造で庵棟。地鉄は杢目がよく錬れて肌立ち、棒映り立って地景入る。刃文は小互ノ目乱れで、尖りごころの刃交じり、足、葉盛んに入り、鋩子は乱れ込んで先丸く返る。
後代の仰々しい三本杉とは異なり、本刀の刃文は穏やかで気品に満ちています。現状古研ぎ身故に然るべき研磨を施し、特別保存刀剣審査を御受審頂きたく思います。
一見、剣が納められているように見える反りが無い変わり型で、栗形より下迄を朱赤の蝋に羽子板の羽玉が描かれており、下半は萎革包になっている。小柄と笄も失われることなく附属しており、非常に格式高い拵ですので、こちらも是非特別保存刀装同時鑑定を御受審頂きたく思います。
柄にがたつきあり
裸身重量165グラム。 拵に納めて鞘を払った重量244グラム。
※委託品 |
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