短刀 321 無銘
- Mumei -

刃長 五寸一分四厘八毛強 / 15.6 cm 反り
元幅 21.1 mm 元重 9.7 mm
先幅 物打16.4 mm 先重 物打5.0 mm
目釘穴 1個 時代 江戸後期
The latter period of Edo era
鑑定書 登録 昭和29年3月1日 和歌山県登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・黒蝋塗印籠刻鞘合口短刀拵
価格



鵜の首造り。刃長の割に重ねが厚く、地鉄は小板目よく錬れて詰み、刃文は匂口明るく、小湾れ調に互ノ目を焼き、砂流かかり、鋩子は直ぐに先丸く返る。疵気は無く、出来は良い短刀ですので、是非とも化粧直しし、ヒケを取って御愛蔵下さい。

附属の拵は柄頭に一部、漆の剥離が見られるものの安価にて修復可能。ギュッと絞った立鼓の柄形が美しく、印籠刻み鞘に金色の変わり型の栗形を添え、合口部分にも金色の板を挟み、さり気なく華を添えています。
※金色部分の素材は金なのか真鍮なのか、詳しく調べていないので判りません。

裸身重量111グラム。  拵に納めて鞘を払った重量141グラム。