短刀 320 |
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小野重慶 慶應四年二月日 |
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- Ono Shigeyoshi - |
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刃長 |
七寸一分二厘八毛強 / 21.6 cm |
反り |
― |
元幅 |
25.8 mm |
元重 |
7.2 mm |
先幅 |
物打22.6 mm |
先重 |
物打6.3 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
慶應四年(明治元年)(1868)
The last years of Edo era |
鑑定書 |
特別保存刀剣鑑定書 |
登録 |
平成18年11月15日 広島県登録 |
附属 |
・素銅地金鍍金はばき
・柄千段刻印籠刻藍鮫研出鞘合口短刀拵 |
価格 |
770,000 円(税込)
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小野重慶については江戸時代の最末期に槌を振るっていたため、廃刀令等次代の流れもあって作品が少なく、詳しい情報は見つかりません。
平造。庵棟。地鉄は小板目よく錬れて詰み、地沸厚く付き、刃文は直刃調の刃取りに互ノ目や互ノ目丁字、小丁字を焼き、足入り、砂流かかり、金筋入り、総じて刃縁に大粒の沸が絡み、鋩子は乱れ込んで先丸く返り、躍動感溢れる激しい出来口を誇っています。
附属の拵は柄を千段刻み、鞘を印籠刻みに仕立てた下地に藍鮫を着せた、実に手間がかかる豪華な造りで、仕事の良さに眼が釘付けになります。鮫皮は経年により縮みますので、栗形やや下の部分に鮫皮の亀裂が見られますが、こればかりは素材の都合上やむを得なく、無いに越したことはありませんが疵の部類には入らないと考えるべきでしょう。黒漆で埋めれば目立たなくなります。
補修無しでも拵は特別保存刀装をゆうに合格するものと思いますが、余力ある方は是非とも鮫の亀裂部分の漆埋めを御用命の上、審査を御受審下さい。
※小柄を四分一地の物に替えた方がより拵の価値を高めます。刀身の化粧直しもお気軽に御用命下さい。
裸身重量181グラム。 拵に納めて鞘を払った重量234グラム。
※委託品 |
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