短刀 314 無銘
- Mumei -

刃長 五寸四分 / 16.38 cm 反り 内反り
元幅 19.3 mm 元重 6.15 mm
先幅 物打15.6 mm 先重 物打4.7 mm
目釘穴 1個 時代 江戸後期
The early period of Edo era
鑑定書 登録 平成21年2月19日 兵庫県登録
附属 ・素銅はばき
・桜花弁散黒蝋塗鞘合口懐剣拵
価格 165,000 円(税込)



平造。庵棟。地鉄は小板目判然と立ち、刃文は小湾れで匂口明るく冴え、刃縁や刃中は刃肌に絡んだ複雑な変化と働きを見せ、鋩子は乱れ込んで先丸く返る。地鉄の変化が兎に角見事で、刀剣の勉強用としても申し分ない作品です。

附属の拵は金具を銀で誂えた合口拵で、全体に銀の桜花弁が埋め込まれています。当初より女性用懐剣として造られた物でしょう。

裸身重量77グラム。  拵に納めて鞘を払った重量106グラム。