短刀 311 助宗作(初代山城守國清前銘)
- Sukemune(Kunikiyo 1st gen) -

刃長 一尺五分六厘弱 / 32.0 cm 反り 一分一厘弱 / 0.34 cm
元幅 30.6 mm 元重 5.5 mm
先幅 物打27.4 mm 先重 物打4.8 mm
目釘穴 1個 時代 江戸初期慶長~元和頃
The early years of Edo era
鑑定書 登録 昭和37年2月28日 長野県登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 495,000 円(税込)



助宗(後の山城守國清)は、信州松本で三代島田助宗の子として産まれ、名を吉右衛門と称しました。上洛して堀川國廣の門に学び、銘を國清と改め、國廣没後は越後高田の松平忠昌に仕え、主君である忠昌が越前福井に移封の際に従って同地に移りました。
寛永4年2月に山城大掾を受領。翌寛永5年2月に山城守を受領し、藤原の姓と十六葉の菊花紋を拝領しています。当時の諸記録には「菊國清」とあり、名誉としたことがわかります。
二代國清は、新兵衛と称し、初代の次男。一般に、初代作には「一」の字を使用しているものはなく、二代以降の作に「一」の字を切っており、「(菊紋)一 山城守藤原國清 天和二年八月日」と銘した短刀が遺されています。
國清の代別、就中、初・二代を明確に区分することは、現時点では難しく、更に今後の研究が期待されます。

この短刀は初代國清が堀川國廣に入門する以前の助宗銘の作品で、平造、庵棟。表に素剣、裏に護摩箸を彫り、地鉄は小板目杢交じり、よく練れて詰み、地景入って精美。匂口明るく冴えた刃文は、直刃調に浅く湾れ、途中に大きめの湾れを交え、刃中には微細な砂流が看取でき、鋩子は表裏共に湾れを交えて先丸く返る。
研磨を施し、特別保存刀剣鑑定をぜひ御受審下さい。

裸身重量252グラム。


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