短刀 306 兼元(二十七代)
- Kanemoto(27 Gen) -

刃長 五寸四分七厘八毛強 / 16.6 cm 反り 無し
元幅 18.2 mm 元重 5.9 mm
先幅 物打15.8 mm 先重 物打5.2 mm
目釘穴 1個 時代 昭和前期
The early period of Showa era
鑑定書 登録 平成25年6月14日 千葉県登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・白鞘
価格 154,000 円(税込)



本名、金子達一郎。岐阜県関市稲口に住しました。大正13年(1924)に生まれ、昭和12年に日本刀鍛錬所に入所し、渡辺兼永の門人となりました。昭和19年に孫六兼元の二十七代目を襲名し、志津兼氏や孫六兼元の作風を狙った作品を鍛刀し数々の受賞を果たして、昭和55年に関市産業功労賞受賞、平成元年に関刀匠会々長に就任。平成9年には岐阜県重要無銘文化財に指定され、平成20年に83歳で亡くなるまで、多くの門人の育成にも力を注ぎました。
この短刀は平造りで庵棟。地鉄は杢目よく錬れて柾流れ無地風となり、地沸厚く付く。刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、刃区の部分で焼き落としとし、鋩子は直ぐに先一文字となる。
一部に薄錆が見られますが、安価にて化粧直しを承ります。

裸身重量78グラム。