短刀 302 無銘
- Mumei -

刃長 八寸九厘 / 27.9 cm 反り 内反り
元幅 26.4 mm 元重 5.2 mm
先幅 物打21.7 mm 先重 物打4.3 mm
目釘穴 1 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 登録 昭和42年8月17日 山梨県登録
附属 ・素銅地二重はばき
・白鞘
価格 165,000 円(税込)



平造。庵棟。表に三鈷柄と護摩箸、裏に護摩箸を刻し、フクラ枯れた鋭い造り込み。地鉄は杢目がよく練れて詰むも少しく肌立つ。刃文は高低差少ない互ノ目乱れを焼き、砂流顕著に現れ、金筋、稲妻入り、鋩子は乱れ込んで突き上げごころに先直ぐに丸く返る。
小さな鍛錬疵はあれど、表裏に彫物を施す程ですから、生まれ良い一口であることは一目瞭然。現状でも地刃の鑑賞は楽しめますが、可能ならば再研磨を施して御愛蔵頂きたく、研磨代を考慮した価格でご紹介致します。

裸身重量180グラム。