太刀 094 正信
- Masanobu -

刃長 二尺二寸六分一厘弱 / 68.52 cm 反り 八分九厘弱 / 2.71 cm
元幅 29.1 mm 元重 6.9 mm
先幅 物打21.9 mm  横手位置19.0 mm 先重 物打4.6 mm  松葉位置3.8 mm
目釘穴 1個 時代 室町前期
The early period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成15年8月21日 大阪府登録
附属 ・素銅地金着はばき
・白鞘
価格 550,000 円(税込)



元先の幅差程好く開き、表裏に刀樋をはばき下で掻流しとし、腰添樋を連れ、柾目に小板目や杢目が交じり、やや緩やかに湾れごころを交えた直映り立つ。刃文は直刃を基調として小互ノ目交じり、砂流顕著に見られ、一際強く長金筋入り、小足入り、湯走とも受け取れる二重刃風の刃を交え、帽子は直ぐに焼詰風に極短く返る。

銘鑑を繙くと正信なる刀工数多居り、室町前期に活躍した正信には、山村系や三原系が見られる。この太刀は柾気が強く現れており、大和気質が見られ、国の特定には至っていないものの、うぶ茎在銘且つ健全であり、室町前期の姿をしっかりと留めている点は資料的価値も高い。刀身には細い埋鉄が在りますが、特に美観を損ねる物ではなく、逆に本太刀が大切に伝来してきたことを物語っています。

裸身重量513グラム。


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