槍・薙刀 046 無銘(下坂)
- Mumei(Shimosaka) -

刃長 八寸六分九厘九毛強 / 26.36 cm 反り
元幅 24.2 mm 元重 12.0 mm
先幅 19.2 mm 先重 8.5 mm  松葉位置7.2 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和50年11月27日 埼玉県登録
附属 ・拵残欠 価格 110,000 円(税込)



下坂派は安土桃山時代の天正頃(1573年頃)の近江の西坂本下坂に住んでいた、「下坂八郎左衛門」が祖と言われており、同工は越前康継の父又は兄と伝えられています。「下坂」を銘する刀工は全国に散在していますが、源流は全て近江の下坂に発しています。

この槍はケラ首丸形で刃長長目にしてフクラ枯れた鋭い造り込み。銘は切られていたであろうが、長年樫でできた柄に装着されていたためであろう、銘は朽ち込み、現在は銘を確認することがかないません。
地鉄は柾気が強い小板目で、細かな地沸が付き、刃文は匂口明るく、直刃調子に小湾れや小互ノ目を交え、刃縁には匂口と繋がった湯走風の刃を交え、鋩子は掃き掛けて大丸に返っています。
ケラ首下部19.8ミリ。茎長さ約34.7センチ。

裸身重量373グラム。  拵に納めて鞘を払った重量グラム。


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