刀 1705 無銘(法華)
- Mumei(Hokke) -

刃長 二尺三寸八分二厘八毛 / 72.2 cm 反り 四分二厘九毛 / 1.3 cm
元幅 30.4 mm 元重 7.4 mm
先幅 物打23.5 mm  横手位置19.0 mm 先重 物打5.6 mm  松葉位置3.5 mm
目釘穴 2個 時代 南北朝後期~室町初期
The latter period of Nanbokucho ~ The early years of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和26年5月23日 東京都登録
附属 ・銀はばき
・白鞘
価格 396,000 円(税込)



備後国法華とは、三原派とは別系の備後国葦田郡の国分寺跡に於いて鍛刀した一派を云い、その祖を助國と伝えています。法華一派の鍛刀年代は南北朝時代より室町時代に迄及び、在銘品では、一乗・兼安・行吉・重安・重家・信兼等の作が現存しています。
これら法華派は、日蓮宗の信者より支持されていたとも云われており、南無妙法蓮華経などの経が入る作があります。

この刀は大磨上で、元先の幅差開き、切先はやや延びごころ。 地鉄は柾目肌が流れ、地沸つき、淡い白け映りが立ち、刃文は匂口締まった直刃調子に小湾れや小互ノ目を交え、物打より先は足盛んに入って小乱れを成し、刃縁には解れや食い違い風の刃が見られ、刃中には長い金筋が看取される。鋩子は直ぐに先丸く短く返る。
経年によるヒケ等がありますので、化粧直し等を施して頂きたく、諸工作を考慮した低価格で御案内致します。

裸身重量691グラム。
※委託品