刀 1698 無銘(應永信國)
- Mumei(Oei Nobukuni -

刃長 二尺二寸五分四厘一毛 / 68.3 cm 反り 七分九厘二毛 / 2.4 cm
元幅 29.6 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打23.1 mm  横手位置19.6 mm 先重 物打5.6 mm  松葉先4.5 mm
目釘穴 2個 時代 室町初期應永頃(1934~)
The early years of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和26年6月28日 大阪府登録
附属 ・銀地金鍍金はばき
・白鞘
価格 880,000 円(税込)



信國は来派の流れを汲む刀工で、初代は建武頃といわれていますが、現存するものでは延文・貞治が最も古く、今日ではこれを初代としています。
室町に入り應永頃に左衛門尉、永享頃に式部丞、文明頃に平安城と同銘が数代続きます。

この刀は大きく磨り上げられるも、今尚元先の幅差が開き、反り深めで優雅な姿を留めています。表裏に刀樋を丸留とし、地鉄は板目やや流れ心に杢交じり、地景入り、地沸付いて肌立ち、刃文は沸勝ちに互の目、小互の目、丁子交り、尖り心多くみられ、砂流や太く長い金筋等が見られ、葉も頻りに入る。鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返る。

経年と手入時によるヒケが見られますので、化粧直しを施し、特別保存刀剣審査を是非御受審ください。

裸身重量743グラム。