刀 1687 藤原全高
- Fujiwara Yoshitaka -

刃長 二尺二寸七分三厘九毛 / 68.9 cm 反り 四分三厘五毛強 / 1.32 cm
元幅 29.5 mm 元重 6.1 mm
先幅 物打24.3 mm  横手位置20.1 mm 先重 物打5.6 mm  松葉先4.6 mm
目釘穴 1個 時代 室町後期~江戸前期
The latter period of Muromachi era ~ The early period of Edo era
鑑定書 特別貴重刀剣認定書 登録 昭和36年3月23日 東京都登録
附属 ・素銅地金着はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 660,000 円(税込)



銘鑑を繙いてもその名が見当たらず、日本美術刀剣保存協会にも問い合わせましたが銘鑑漏れの刀工のようです。

元先の幅差頃好く開いて中切先。反りやや浅目。地鉄は小板目杢交じりでやや肌立ち、刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、互ノ目を二つに幅広の大きな互ノ目を交互に焼いています。総体に砂流が顕著に見られ、足、葉、金筋入り、鋩子はやや乱れ込んで先掃き掛けて火炎がかって返る。

附属の拵は切羽の一枚に至るまで全て当時のオリジナル。今や大変貴重な存在ですので、拵にも鑑定書を付けて頂き、次代へ残し伝えていただきたい逸品です。
鐔鳴りほぼ無し。柄にガタツキ無し。

裸身重量643グラム。  拵に納めて鞘を払った重量917グラム。