刀 1687 賀州住藤原長次
- Gashu ju Fujiwara Nagatsugu -

刃長 二尺三寸三厘六毛 / 69.8 cm 反り 三分九厘六毛 / 1.2 cm
元幅 30.3 mm 元重 6.2 mm
先幅 物打24.4 mm  横手位置20.9 mm 先重 物打4.9 mm  松葉先4.6 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期承応~貞享頃(1652~1687)
The early period of Edo era
鑑定書 特別貴重刀剣認定書 登録 昭和50年6月16日 富山県登録
附属 ・下貝素銅地銀着上貝銀地文様刻二重はばき
・白鞘
価格 440,000 円(税込)


文化芸術の振興に尽力した前田家は、領内の刀鍛冶中より優秀者を22名選び、藩祖前田利家の菩提寺である瑞龍寺に同数の刀剣類を奉納しました。長次はその際に選出された刀工の一人であり、高い技量を持つ名工ですが、出自や系統は不詳の刀工です。

この刀は元先の幅差頃好く開いて反り浅目。地鉄は小板目肌が良く練れて少しく肌立ち、匂口明るい直刃を焼き、刃縁には小沸が付き、仔細に見ると鼠足が入っており、一部に二重刃とも打除ともとれる刃が見られ、鋩子は直ぐに先丸く返る。

裸身重量644グラム。