刀 1683 無銘(冬廣)
- Mumei(Fuyuhiro) -

刃長 二尺三寸三厘六毛 / 69.8 cm 反り 六分二厘七毛 / 1.9 cm
元幅 28.9 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打23.3 mm  横手位置19.1 mm 先重 物打6.0 mm  松葉先5.2 mm
目釘穴 1個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和37年7月26日 青森県登録
附属 ・素銅地下貝銀着上貝金着二重はばき
・白鞘
価格 440,000 円(税込)



初代冬廣は相州二代廣次の子で、若州小浜に移住して作刀し、後に相州綱廣に学びました。以下同銘数代が同地に続いて大いに繁栄し、現存する作品には天文・永禄等の年紀のものがありますが、殆んど時代を同じくして伯州・雲州・備中等の居住地銘を切った作が残されており、これ等が同人か否かについては判別できないのが現状です。

この刀は大磨上無銘ながらも、元先の幅差頃合いに開きいて切先やや延びごころ。地鉄は小板目に杢交じり、よく錬れて少しく肌立ち、刃文は匂口明るく、湾れ調に互ノ目を交え、刃縁には砂流が顕著に見られ、足、金筋入り、鋩子は乱れ込んで焼きたっぷりと一枚風となる。

既製の鞘に納まるので安価にて武用拵の製作が可能です。※55,000円(税込)より

裸身重量702グラム。