刀 1677 |
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三品丹後守嫡源直格 寛政二年八月日
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- Mishina Tango no kami chaku Minamoto Naonori - |
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刃長 |
二尺二寸一分一厘 / 67.0 cm |
反り |
四分二厘九毛 / 1.3 cm |
元幅 |
31.1 mm |
元重 |
6.2 mm |
先幅 |
物打22.8 mm 横手位置19.6 mm |
先重 |
物打4.9 mm 松葉位置4.2 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
江戸後期寛政頃(1789~)
The latter period of Edo era |
鑑定書 |
特別貴重刀剣認定書 |
登録 |
昭和44年6月23日 秋田県登録 |
附属 |
・素銅地金鍍金はばき
・棕櫚青貝散塗鞘打刀拵 |
価格 |
660,000 円(税込)
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因州壽格門。三品丹後守の末。七代丹波守吉道同人。初め直道、また、吉格と銘切り、江戸へ移住して直格と改、寛政三年直道に改む。文政年間には名古屋に住しました。
元先の幅差開いて反り浅目。中切先やや延びごころ。茎長く、総体に寛文新刀姿を更に手元重心且つ、両手握りでの剣術に適した造り込みである。
地鉄は小板目がよく錬れて詰み、刃文は匂口明るく、大湾れ調に互ノ目を交え、刃中には細かな金筋や砂流、葉が見られ、その様はあたかも穏やかなる大海原を見るが如し。鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返る。
附属の拵は保存状態が良く、切羽の一枚に至るまで完全なオリジナル。放射状に掛けられた阿弥陀鑢に、丁寧に造られた銀着せの菊花切羽が無骨な雰囲気の中に雅さを感じさせます。
特に頃好く開いて切先やや延び、地鉄は小板目柾流れた地鉄がよく練れて詰み、刃文は互ノ目に互ノ目足盛んに入り、匂口は明るく冴え、鋩子は表は直ぐ調にやや乱れ、裏は直ぐに先丸く返る。
附属の拵は柄や鐔のガタツキが無く、鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、片手操作で扱い良さを感じさせます。
裸身重量561グラム。 拵に納めて鞘を払った重量967グラム。
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