刀 1675 |
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大和守藤原朝臣延寿政勝 文化六巳二月日
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- Yamato no kami Fujiwara Ason Enju Masakatsu - |
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刃長 |
二尺二寸三分七厘六毛 / 67.8 cm |
反り |
五分六厘一毛 / 1.7 cm |
元幅 |
31.5 mm |
元重 |
7.2 mm |
先幅 |
物打25.3 mm 横手位置20.9 mm |
先重 |
物打6.0 mm 松葉位置4.7 mm |
目釘穴 |
2個 |
時代 |
江戸後期
The latter period of Edo era |
鑑定書 |
特別保存刀剣鑑定書 |
登録 |
昭和40年12月11日 鹿児島県登録 |
附属 |
・素銅地金着二重はばき
・白鞘 |
価格 |
1,650,000 円(税込)
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肥後国延寿派は、大和来派・弘村の子で、山城の来国行の孫の延寿太郎国村を祖とし、鎌倉末期から南北朝期に菊池一族の招きにより肥後菊池に移り、以後同国菊地郡隈府の地に於いて大いに繁栄しました。同田貫もその末裔であると云われています。
本工政勝は、新々刀同田貫一派の末尾を飾る良好として名高い宗廣の父であり、本刀は元先の幅差開いて切先延びごころ、茎にも反りをやや付けた姿態と、目釘穴の位置から察するに、太刀拵に納められていたものでありましょう。
小板目に杢を交えて柾流れた地鉄がよく錬られて詰んで地沸が付き、刃文は匂口明るい互ノ目を巧みに焼き上げ、刃縁には連続して見られる長い砂流や金筋等、働きが顕著に現れており、政勝の技量の高さを示しています。鋩子は表裏共に直ぐ調にやや湾れごころを交え、幾重にも砂流かかり、先掃き掛けて焼詰風に短く返っています。
化粧直し等御手頃な価格にて承りますのでお気軽に御用命下さい。
裸身重量801グラム。
※委託品
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