刀 1665 松山住宗吉造之 慶應二年八月日
- Matsuyama ju Muneyoshi -

刃長 二尺三寸六厘九毛弱 / 69.9 cm 反り 四分八厘八毛弱 / 1.48 cm
元幅 31.5 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打26.3 mm  横手位置23.4 mm 先重 物打6.2 mm  松葉位置5.3 mm
目釘穴 1個 時代 江戸末期慶應二年(1866)
The last years of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和37年10月26日 愛媛県登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 800,000 円(税込)



宗吉は、慶應から明治初年にかけて鎚を振るった伊予国松山の刀工ですが、廃刀令など時代の流れの影響もあり、現存する作品は極めて少なく貴重です。

この刀は刃長頃好く元先の幅差も頃好く開いて切先延びた力強い姿で、地鉄は小板目肌よく練れて詰み、地沸ついて少しく肌立って地景入り、刃文は湾れ調子に互ノ目や互ノ目丁字を焼き、丁字刃交え、足や葉入り、乱れ込んで先丸く返っており、特筆すべき鍛錬疵も無く、宗吉の技量を発揮した作品です。附属の素銅はばきは元来、金または銀の着せであったものが経年により剥けて下地の素銅になったものです。
現状のままでも鑑賞に支障はございませんが、出来良い一刀故に、余力ある方は是非とも再研磨を施して御愛蔵頂きたく思います。
既製品の鞘に納まりますので安価にて拵製作が可能です。

裸身重量842グラム。