刀 1664 |
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肥前國河内大掾藤原正廣(四代) |
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- Hizen no kuni Kawachi Daijo Fujiwara Masahiro(fourth gen) - |
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刃長 |
二尺二寸三分七厘強 / 67.8 cm |
反り |
四分九厘五毛 / 1.5 cm |
元幅 |
33.4 mm |
元重 |
6.8 mm |
先幅 |
物打27.0 mm 横手位置23.8 mm |
先重 |
物打5.7 mm 松葉位置4.8 mm |
目釘穴 |
2個 |
時代 |
江戸中期正徳頃(1708~)
The middle period of Edo era |
鑑定書 |
― |
登録 |
昭和26年7月27日 大阪府登録 |
附属 |
・銀はばき
・白鞘 |
価格 |
660,000 円(税込)
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四代正廣は友之進と称し、正廣家三代目の子で延宝三年の生まれ。宝永元年に没した父の跡を継いで家督を相続し、宝永五年の河内大掾受領を機に銘を改めました。宝永七年には、忠吉及び行廣と共に幕府から朝鮮通信使への贈り物とされる刀剣の製作を命じられているように、高い技術を備えて肥前鍋島家に仕えていました。
正廣家は初代忠吉に養子として迎えられた吉信の子に始まり、山城伝直焼刃を特徴とする忠吉一門とは作風を異にし、相州伝を基礎とする乱刃を得意としましたが、基本にある地鉄鍛えは、微細な地沸で覆われて緻密に詰み、江戸期肥前刀の代名詞である小糠肌となります。
この刀は磨り上げられるも銘字は全て残っており、元先の幅差頃好く開いた優雅な姿に、地鉄は小板目肌が良く練れて詰んで地沸付き、細かな地景入って精美。刃文は匂口明るく冴え、中直刃基調に馬の歯の如き互ノ目を焼き上げ、足・葉頻りに入り、小互ノ目乱れや小丁字交え、鋩子は表裏直ぐ調に先丸く返る。
特筆すべき鍛錬疵無く、四代正廣の技量の高さを物語る作品です。特別保存刀剣鑑定を是非御受審下さい。
※既製鞘に納まりますので安価にて拵製作可能です。
裸身重量829グラム。 |
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