刀 1663 関住後藤兼廣 紀元二千六百年
- Seki ju Goto Kanehiro -

刃長 二尺二寸三分四厘弱 / 67.7 cm 反り 四分 / 1.22 cm
元幅 32.6 mm 元重 7.4 mm
先幅 物打24.8 mm  横手位置22.3 mm 先重 物打6.1 mm  松葉位置5.4 mm
目釘穴 1個 時代 昭和前期(1940)
The early period of Showa era
鑑定書 登録 平成28年3月22日 神奈川県登録
附属 ・銀はばき
・黒蝋変塗鞘打刀拵
価格 330,000 円(税込)



後藤兼廣は昭和初期に岐阜県関市に於いて活躍し、戦時中は陸軍受命刀匠として槌を振るった刀工で、斬れ味にも定評がありました。昭和16年新の作日本刀展覧会(於、上野東京美術館 3月28日~4月15日)では第4席(佳作)を獲得している良工です。

元先の幅差開いて中切先やや延び、地鉄は小板目よく練れて詰み、刃文は匂口明るい互ノ目乱れを焼き上げ、刃中足入り、刃縁には小沸が付き、鋩子は直ぐに先丸く返る。
附属の拵は柄にがたつきは無く、鐔鳴りもほぼ無し。

裸身重量792グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,067グラム。