刀 1659 |
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高橋國重 |
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- Takahashi Kunishige - |
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刃長 |
二尺三寸零厘弱 / 69.7 cm |
反り |
三分三厘 / 1.0 cm |
元幅 |
29.7 mm |
元重 |
7.2 mm |
先幅 |
物打23.4 mm 横手位置20.0 mm |
先重 |
物打5.4 mm 松葉位置4.4 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
江戸中期
The middle period of Edo era |
鑑定書 |
保存刀剣鑑定書 |
登録 |
令和2年6月25日 兵庫県登録 |
附属 |
・素銅二重はばき
・黒千段篠塗鞘打刀拵 |
価格 |
495,000 円(税込)
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「播州住高橋喜右衛門尉國重」初銘を吉重と称し、江戸時代中期元禄頃に播磨で槌を振るった刀工です。
新刀期の播磨国には、美濃国の金重の後裔とされる『鈴木右五郎宗栄』をはじめ、同族の『手柄山系氏重』らが来住して姫路藩工の御用を勤め、また同藩には備後国の三原正家の後裔、『大和守正家』、『兼重』らも姫路に居を構えていました。
美濃国善定兼吉の後裔、『高橋善左衛門吉重』らは『播州明石住吉重』などの銘がある作刀を遺し、明石藩の御用を勤めています。
この刀は元先の幅差頃好く開いて中切先延びごころ。反りが浅目であることから、寛文新刀体配を色濃く留めている。地鉄は杢目肌よく練れて詰んで精美で、特筆すべき瑕疵も無く、國重の技量の高さを示す好資料。刃文は湾れに互ノ目を交え、やや尖りごころの小さな互ノ目も交える。帽子は直ぐに先大丸に返る。
附属の拵は、切羽や鐔の交換はあったやもしれませんが、後世の合わせではなく、本刀のために誂えられたうぶの拵。鞘は千段篠塗の手がかかった塗りが施されており、比較的傷みも少なく、保存刀装具審査もゆうに合格するでしょう。柄にがたつきも無くしっかりとしており、反り浅目の体配の割には手元重心でバランスが良く、手持ちの良さには驚かされます。
作品数少ない希少な一刀ですので、居合や試斬には絶対にお使いにならないで下さい。郷土刀としてしっかりと保存管理下さる方にお譲りできればと考えております。
裸身重量666グラム。 拵に納めて鞘を払った重量961グラム。
※保存刀剣鑑定書は日本美術刀剣保存協会より届き次第お届けします。
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