刀 1658 伯耆守藤(以下切) 越前住以南(以下切) (藤原汎隆)
- Hoki no kami Fuji(cutted below)(Hirotaka) -
- Echizen ju motte Nan(cutted below) -

刃長 二尺一寸一分二厘弱 / 64.0 cm 反り 二分九厘 / 0.88 cm
元幅 29.3 mm 元重 6.9 mm
先幅 物打23.6 mm  横手位置20.8 mm 先重 物打5.7 mm  松葉位置4.9 mm
目釘穴 2個 時代 江戸時代前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成3年12月14日 東京都登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 660,000 円(税込)



汎隆は越前下坂一派を代表する刀工で、越前兼法の流れを汲む道本兼植(かねたね)の門人。伯耆守藤原汎隆、越前住伯耆守汎隆、伯耆大掾汎隆などと銘を切ります。 作品は切れ味に定評が有り、業物として名高く、下坂派の中でもかなりの人気工であったと伝えられ、現在でも「ぼんりゅう」「ぼんたか」と親しみを込められた愛称で呼ばれています。

この刀は区を送られ、磨り上げられていることが惜しまれるも、元先の幅差開いた典型的な寛文新刀体配をしっかりととどめ、地鉄は小板目に杢目交じりの鍛えでよく練れて地沸付き、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目丁字乱れで、表裏で異なる顔を見せる。表は丸みを帯びた互ノ目と互ノ目丁字で、あたかも玉を並べたかのような刃文構成で、葉が蛇の目刃を成し、足入り、金筋入る。裏は複雑な変化を見せ、総体に尖った丁字が焼かれており、足や葉が頻りに入り、表裏共に先に行くに従って大粒の沸が付く。鋩子は直ぐに沸筋を伴い、先丸く返る。

附属の拵は柄にがたつき無くしっかりとしていますが、柄頭が故意に動かそうとすると動きます。接着で修繕可能ですのでお気軽に御用命下さい。鐔鳴り在り(要責金)。

裸身重量688グラム。  拵に納めて鞘を払った重量957グラム。


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