刀 1654 無銘
- Mumei -

刃長 二尺三寸五分九厘七毛 / 71.5 cm 反り 九分二厘弱 / 2.8 cm
元幅 30.9 mm 元重 7.6 mm
先幅 物打23.7 mm  横手位置22.0 mm 先重 物打5.2 mm  松葉先5.1 mm
目釘穴 1個 時代 江戸後期
The latter period of Edo era
鑑定書 登録 令和5年11月14日 大阪府登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・朱変塗鞘半太刀拵
価格 460,000 円(税込)



元先の幅差目立っては開かず、茎長く、反り深く、切先延びる。地鉄は小板目杢交じり、よく錬れて詰んで地沸付き地景入る。刃文は匂口明るく冴え、下半は互ノ目乱れで上半は直刃仕立て。下半は刃肌に沸が絡んで小板目が判然と働きとして現れ、金筋稲妻入り、上半の直刃には鼠足盛んに入り、鋩子は直ぐに先丸く返る。

附属の拵は切羽の一枚すら替えられていない完全なるうぶ。金具は銀無垢鬼魚子に金の縁取りをした一作揃いで格高く、鐔は南蛮の龍図、目貫も龍図で統一し、非常にすっきりとした仕上がりになっている。切羽は金着と赤銅菊花の四枚切羽。一部鞘の塗りに傷みはあるものの、拵だけでも特別保存刀装は合格できるのではかろうか。
柄にがたつきは無く、鐔鳴りもほぼ無し。

裸身重量731グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,089グラム。

販売条件付き
他店への売却禁止。諸工作は当店を介すること。内外共に鑑定を受けること。