刀 1619 無銘(越前関)
- Mumei(Echizen Seki) -

刃長 二尺二寸五分一厘弱 / 68.22 cm 反り 一寸零分二厘弱 / 3.1 cm
元幅 33.1 mm 元重 8.0 mm
先幅 物打23.2 mm  横手位置20.9 mm 先重 物打6.3 mm  松葉位置5.2 mm
目釘穴 2個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成29年2月16日 兵庫県登録
附属 ・銀はばき
・白鞘
価格 600,000 円(税込)



兵庫県下の旧家よりうぶ出しの一刀をご紹介致します。
反り深く、元先の幅差開いて切先やや延びる。地鉄は小板目柾流れ粕立つ。刃文は湾れ調子に互ノ目や尖り互ノ目を交え、刃縁には大粒の沸が絡み、刃中足入り、砂流かかり、鋩子は表裏共に直ぐ調に先丸く返る。
製作年代は古くも見えるが、茎を見るに銘を朽ちさせ、敢えて銘を消した痕跡が見られるので、無難なところで室町後期から江戸前期と鑑たいと考えておりましたが、日本美術刀剣保存協会の審査に於いては江戸前期の越前関と極められました。踏ん張りついて反り深い優雅な姿は武器であることを忘れさせます。
当店にて然るべき諸工作(白鞘新調・上研磨・銀はばき新調)を施しました。
研ぎ上がったばかりの清々しい地刃をお楽しみ下さい。

裸身重量735グラム。