刀 1617 奥州住宗敏作 天保六未年八月日
- Oshu ju Munetoshi -

刃長 二尺三寸五分九厘強 / 71.5 cm 反り 二分九厘強 / 0.9 cm
元幅 30.5 mm 元重 7.7 mm
先幅 物打23.8 mm  横手位置20.5 mm 先重 物打5.2 mm  松葉位置5.0 mm
目釘穴 1個 時代 江戸後期天保六年(1835)
The latter period of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和55年5月26日 青森県登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 1,550,000 円(税込)



本工宗敏については、銘鑑にもその名が見られず、日本美術刀剣保存協会に確認したところ、銘鑑漏れの刀工として鑑定書を発行したとのこと。固山宗次に所縁ある刀工であろうか。
元先の幅差開いて反り浅く、茎長め。手元重心でバランスが良く、両手での剣術に於いて斬撃力を求めた姿であることが覗える。地鉄は柾目主体に杢が交じり、良ねれて詰んで精美。刃文は中直刃調に極々僅かに刃幅に広狭を持たせ、刃中には細かな砂流が見られ、刃縁刃中に地鉄に絡んだ繊細な働きが見られ、大小金筋入り、鋩子は直ぐに先丸く返る。銘鑑漏れの珍品を是非この機会にコレクションにお加え下さい。

本工宗敏について御存知の方が居られました是非御教授下さい。

裸身重量782グラム。