刀 1611 筑後守國房
- Chikugo no kami Kunifusa -

刃長 二尺三寸二分七厘強 / 70.53 cm 反り 三分零厘強 /0.93 cm
元幅 29.7 mm 元重 6.4 mm
先幅 物打22.2 mm  横手位置18.8 mm 先重 物打5.4 mm  松葉位置4.1 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期~江戸中期
The early ~ middle period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成22年11月9日 東京都登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・白鞘
価格 1,100,000 円(税込)



本国伊予。体配のみを見ると寛文頃に活躍した二代國房の作と鑑たいが、日本美術刀剣保存協会での極めでは江戸中期と注釈があり、所感を問い合わせたところ、伊予國房については確固たる代別資料に乏しく、また、現存する作品に年紀が切られていない物が殆どであることから、三代や四代を含め、広く江戸中期として極めているとのことでした。私見では典型的な寛文新刀体配であることから、二代、もしくは代を下げて考えるなら三代と鑑たいところです。
いずれにせよ各代の國房の現存作品は非常に稀であり、愛媛県の郷土刀として貴重な資料的価値も高い作品です。

この刀は元先の幅差開いて反り浅く、中切先。典型的な寛文新刀体配をしているが、これは斬撃力を求め、操作性と実用を重視した結果である。
地鉄は小板目杢混じりでよく練れて少しく肌立って地景入り、刃文は匂口明るく冴えた直刃に所々極浅い小さな湾れを節立つように交え、刃中には鼠足が入り、鋩子は表裏直ぐに先丸く横手迄焼き下げています。手元重心でバランスが良く、研磨状態も良好。是非とも特別保存刀剣鑑定を御受審下さい。

裸身重量651グラム。 ※委託品


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