刀 1609 無銘
- Mumei -

刃長 二尺一寸二分五厘 / 64.4 cm 反り 三分六厘弱 / 1.1 cm
元幅 29.7 mm 元重 6.3 mm
先幅 物打22.8 mm  横手位置19.6mm 先重 物打5.1 mm  松葉位置3.5 mm
目釘穴 2個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 登録 昭和51年4月28日 愛知県登録
附属 ・素銅地金鍍金二重はばき
・変形変塗鞘打刀拵
価格 240,000 円(税込)



元先の幅差開いて切先やや延びごころ。反りは浅目。室町後期の徒用打刀の体配。小板目肌柾流れ粕立ち、黒く太い地景入る。刃文は細直刃調に浅く小さな湾れを交え、刃縁には食い違い風や解れ風の刃交じり、小さな金筋入る。鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返る。
小さな鍛錬疵は点在するも、美観を損ねる大きな疵は無く、然るべき研磨を施せばゆうに保存刀剣鑑定は合格できる作品です。

附属の拵は鞘が一風変わった形状で眼を惹く。意図的にか目貫は装着されていない。柄にがたつきは無くしっかりとしていますが、鐔鳴りに関してはそのままでも構いませんが、余力ある方は責金をお薦め致します。
手持ちバランスが非常に良く、大変軽く感じられます。試斬にはお使いにならず、居合形稽古用、観賞用としてお求め下さい。

裸身重量566グラム。  拵に納めて鞘を払った重量812グラム。