刀 1592 濃州住兼久作
- Noshu ju Kanehisa -

刃長 二尺三寸六厘九毛弱 / 69.9 cm 反り 四分一厘強 / 1.26 cm
元幅 29.7 mm 元重 7.1 mm
先幅 物打23.6 mm  横手位置22.2 mm 先重 物打5.4 mm  松葉位置5.2 mm
目釘穴 1個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成16年7月20日 東京都登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
・白鞘 / 継木
価格 583,000 円(税込)



元先の幅差目立っては開かず、切先やや延びごころ。区から上は総体的に反りを浅目とするも、茎に反りを付けた体配が室町後期の太刀と刀の併用を物語っている。
地鉄は杢目が緻密に練れて詰んで地沸が付き、地景入り、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れを、大小一組に瓢箪状に焼き上げ、刃中砂流かかり、太い足入り、鋩子は乱れ込み火炎がかって先丸く返る。

附属の拵は、柄にがたつきは無く、鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じさせる。鐔鳴りあり。

裸身重量695グラム。  拵に納めて鞘を払った重量950グラム。


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