刀 1583 無銘
- Mumei -

刃長 二尺三寸三分九厘九毛弱 / 70.9 cm 反り 三分九厘強 / 1.2 cm
元幅 31.0 mm 元重 7.2 mm
先幅 物打24.1 mm  横手位置20.4 mm 先重 物打5.5 mm  松葉位置4.4 mm
目釘穴 2個 時代 室町中期~後期
The middle ~ latter period of Muromachi era
鑑定書 登録 昭和39年10月28日 静岡県登録
附属 ・山銅はばき
・黒石目塗日本地図蒔絵鞘打刀拵
価格 440,000 円(税込)



元先の幅差開いて中切先。杢目肌よく練れて柾がかり、緻密に肌が立って精美。刃文は腰が低い互ノ目乱れで、下の方にはやや尖りごころの刃を交え、足入り、長い打除も看守され、鋩子は表裏共に乱れ込んで先丸く返る。
棟には一部鍛え筋が見られるも、平地や鎬地等、相対的に特筆すべき鍛錬疵は無く、緻密に錬られた地鉄が美しく、しかるべき研磨を施すことで、時代や極めどころも期待できそうに感じられます。

附属の拵は下緒や切羽の1枚に至るまで全てオリジナル。当然ながら柄にガタツキは無く、鐔鳴りもありません。柄は軽く立鼓をとったシルエットが好ましい形で、鞘は腰に当たる部分を削ぎ落とした変わり形。大変興味深いことに、黒石目塗りが施された鞘には日本地図が蒔絵されています。
鞘を払って構えてみると、手元重心で非常にバランスが良く、扱い良さをひしひしと感じさせます。

内外共に後世に残すべき作品ですので、居合や試斬目的でのご購入はお断り致します。観賞用として研磨も施し、大切にご所持下さる方にお譲り致します。

裸身重量745グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,041グラム。


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