刀 1579 無銘
- Mumei -

刃長 二尺四寸九厘九毛 / 73.02 cm 反り 五分二厘強 / 1.6 cm
元幅 31.4 mm 元重 6.6 mm
先幅 物打24.4 mm  横手位置21.0 mm 先重 物打5.1 mm  松葉位置4.7 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The last years of Edo era
鑑定書 登録 昭和27年7月24日 愛知県登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・黒菜種塗鞘打刀拵
価格 330,000 円(税込)



元先の幅差頃好く開いて切先気持ち延びごころ。極端に絞られた茎尻が特徴的で、地鉄は小板目よく練れ、刃文は匂口明るい互ノ目乱れを巧みに焼き上げ、尖りごころの刃交じり、足入り、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返っています。
特筆すべき鍛錬疵は無く、傷みが少ない手が込んだ菜種塗り鞘に納められていることや、昭和27年の大名登録であることから、地方の少大名または家老職等の高位の士の所有であったことが覗えます。
切羽はオリジナルで今や貴重な存在。鐔をはじめ、良い金具で柄が造られていたのでしょう。現在は鐔と柄が替えられていますが、柄にガタツキは無くしっかりとしています。鞘を払って構えてみると、手元重心で非常にバランスが良く、ただならぬ一刀である感触がします。※鐔鳴り在り。

余程刀に興味が無いか、研磨の大切さを知らない方が所有されていたのか、出来良い本刀に相応しくない下地も下手な居合用の安い研磨がなされています。
現状のまま居合形のお稽古に使用されるも良し、余力ある方は然るべき研磨を施して保存刀剣審査を御受審下さい。当店にて上研磨を御依頼下さる方には研磨補助金として5万円を当店が負担致します。
居合稽古に使用される場合は、既製の替鞘をお求めの上お使い下さい。古い時代鞘は大切に保管なさって下さい。

裸身重量817グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,016グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。