刀 1565 肥前唐津住正次 皇紀二千六百年八月吉日 護国
- Hizen Karatsu ju Masatsugu -

刃長 二尺二寸一分一厘弱 / 67.0 cm 反り 六分三厘強 / 1.93 cm
元幅 32.4 mm 元重 7.1 mm
先幅 物打24.9 mm  横手位置22.8 mm 先重 物打5.85 mm  松葉位置5.4 mm
目釘穴 1個 時代 昭和15年(1940)
The early period of Showa era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成2年4月19日 東京都登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 330,000 円(税込)



本名、田口喜一。明治37年7月28日生まれ。佐賀県唐津市八幡町住。先祖代々唐津藩御抱鍛冶の家柄で、昭和10年頃より水心子正秀の鍛法を父と共に研究。後に栗原昭秀に師事しました。
昭和14年、15年頃第5回日本刀展覧会に出品。金牌、海軍大臣賞を受賞。昭和16年陸軍受命刀匠を拝受。陸軍々刀技術奨励会入選。金賞海軍大臣賞受賞。戦後も刀剣を鍛え、努力賞、奨励賞等を受賞するなど、輝かしい名声を博した昭和の名工です。
戦後は昭和33年~38年、作刀技術発表会へ出品。奨励賞、努力賞等を受賞。弟子に忠孝刀匠が居り、戦後も刀剣を鍛え、努力賞、奨励賞等を受賞。輝かしい名声を得た昭和の名工です。

この刀は元先の幅差頃好く開いて切先延びごころ。地鉄は小板目よく練れて詰み、地沸付いて地景入って精美。刃文は匂口明るく冴え、直刃調に小足を焼いて小丁字乱れを成し、刃中には葉や金筋が現れ、鋩子は表直ぐ調にやや乱れごころを交えて突き上げ、裏は直ぐ調に僅かに乱れごころを交え先丸く、共に横手下迄焼き下げる。

肉眼ではさほど目立ちませんが、写真ではご覧の通り、手入れによる拭いヒケがあるため、指表が白く写っています。非常によく鍛えられた見どころ多い作品だけに、化粧直しまたは再研磨を施してお楽しみ頂きたく、お求め易い低価格で御紹介致します。

裸身重量795グラム。


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