刀 1562 無銘
- Mumei -

刃長 二尺三寸三分 / 70.6 cm 反り 二分九厘強 / 0.9 cm
元幅 30.9 mm 元重 6.75 mm
先幅 物打25.1 mm  横手位置22.5 mm 先重 物打6.0 mm  松葉位置5.3 mm
目釘穴 3個(内1個埋) 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 登録 平成7年5月9日 東京都登録
附属 ・銀はばき
・茶石目蝶貝微細散刻鞘変塗鞘打刀拵
価格 380,000 円(税込)



元先の幅差頃好く開いて中切先。表裏に刀樋を掻き通し、地鉄は小板目よく練れて詰み、微細な地景入って地沸付き精美。刃文は匂口明るく、湾れ調子に互ノ目を焼き上げ、匂口深く、刃縁に繊細な砂流を見せ、太く短い足が入り、鋩子は焼きたっぷりと一枚に近く先大丸に返る。

付属の拵は茶石目に細かな蝶貝を蒔いた変わり塗りで、鞘の形状は丸みを帯びた刻み鞘。どことなく隠元豆を連想させる趣在る造り。鞘を払っ構えてみると、手元重心でバランスは良い一刀ですが、柄にガタツキが在り。鐔鳴りも在ります。
歴代の所有者が好みに合わせて鐔を替えては無理矢理目釘を叩き込んだためであろう、柄の目釘穴がかなり広がっています。観賞用として楽しまれる分には現状でも支障はないでしょうが、武用刀として御所持になる場合は簡易武用柄を新調するか、柄の目釘孔柄補修(柄の巻き直しも必要となります)をお薦めします。
※登録証では目釘孔が2個と表記されていますが、よくよく見ると一番下の目釘孔を鉄で埋めてありますので、当店での表記は目釘孔3個としております。

裸身重量761グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1122グラム。


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