刀 1557 無銘
- Mumei -

刃長 二尺二寸五分九厘弱 / 68.46 cm 反り 三分九厘強 / 1.2 cm
元幅 29.8 mm 元重 7.55 mm
先幅 物打23.5 mm  横手位置20.9 mm 先重 物打6.4 mm  松葉位置5.2 mm
目釘穴 3個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 登録 令和4年9月13日 神奈川県登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・変塗鞘打刀拵
価格 550,000 円(税込)



元先の幅差開いて中切先気持ち延びごころ。小板目肌よく練れて少しく肌立って地景入り、刃文は匂口明るく、直刃調子に互ノ目や互ノ目丁字交じり、刃中には細かな砂流が見られ、足盛んに入り、葉が連続して繋がり、ふわりと柔らかい感じの太い金筋状を成し、刃縁には島刃が横に間延びし、処々でそれが切れて飛焼状となり、やや大振りな沸が絡む等、刃縁と刃中の働きは千変万化の景色を見せる。鋩子は表裏共に直ぐに先丸く、二重刃の如き細い沸筋を伴って返る。

付属の拵は銀石地の縁頭と大振りな鐺の一作金具が添えられており、目貫と鐔は鯱図で統一。拵全体のバランスから見ると鐔がやや小振りであるのは、操作性を重視してのことでしょう。柄巻が傷んでいたため、上手な職方の手によって巻き直しました。柄にガタツキは無くしっかりとしており、鐔鳴りも殆どありません。菊切羽が上下に動きますので、余力ある方は切羽を作り替え、拵の価値を更に高めて頂きたく思います。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じさせますが、けして本刀を居合や試斬にはお使いにならないで下さい。内外共に価値ある一刀ですので、是非とも内外共に鑑定を受審なさって下さい。

裸身重量791グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1092グラム。


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