刀 1543 無銘(勝村徳勝)
- Mumei(Katsumura Norikatsu) -

刃長 二尺八分五厘八毛 / 67.18 cm 反り 五分二厘八毛 / 0.95 cm
元幅 30.1 mm 元重 7.2 mm
先幅 物打24.0 mm  横手位置22.0 mm 先重 物打6.0 mm  松葉位置6.4 mm
目釘穴 2個 時代 江戸後期
The latter period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成30年8月16日 新潟県登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・白鞘
価格 598,000 円(税込)



勝村徳勝は文化六年(1809)に水戸に生まれ、通称を彦六と言い、はじめ鍛刀の技を水戸藩工の関内徳宗に学び、嘉永五年(1852)藩命により弟子の初代正勝を伴って江戸は上がり、細川正義・運寿是一の門に学んだと伝えられています。文久年間に江戸小石川の水戸藩邸に移り、数多くの作刀を遺しています。明治五年二月二十九日、六十四歳で歿したと言われています。その作域は、重ねが厚く、長大で豪壮なものが多く、柾目鍛えに直刃調の刃文を焼き、刃縁が解れ、砂流がかかり、地刃共に沸付き、帽子が掃き掛ける等大和気質が窺われるものであり、ここに彼独特の作風が示されています。

この刀も元は長大であったものを大磨上にされていますが、元先の幅差は頃好く、表裏に刀樋に添樋を掻き、地鉄は柾目肌よく練れて詰んで地沸が付き、刃縁には幾重にも砂流がかかり、刃中長い金筋入り、平地に向かっても沸がついて二重刃、三重刃と激しく、湯走状の刃も交え、帽子は表裏共に直ぐに先掃き掛けて火炎状に返る等、上述した徳勝の特徴を十二分に表しており、同工典型作と言える出来口を誇っています。

裸身重量711グラム。
※委託品


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