刀 1495 無銘(末関)
- Mumei(Sue Seki) -

刃長 二尺一寸八分四厘強 / 66.2 cm 反り 四分四厘強 / 1.35 cm
元幅 30.1 mm 元重 7.2 mm
先幅 物打22.4 mm  横手位置19.4 mm 先重 物打5.4 mm  松葉先3.8 mm
目釘穴 3個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成24年7月9日 東京都登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・陸軍九八式軍刀拵(元九四式)
価格 660,000 円(税込)



末関とは室町後期の末古刀期に活躍した美濃刀工の総称。戦国期の美濃刀工は備前を凌ぐほどの勢力で大いに繁栄し、兼元や兼定などの名工を輩出。鋭い斬れ味と評判で多くの武人に人気を博しました。

この刀は大きく磨り上げられるも美しい姿を留めており、元先の幅差上品に開き、切先やや延び、個銘極めはされていませんが、その出来口は刀剣趣味人なら誰もが末関と鑑る典型的な作風であり、小板目杢交じりの地鉄がよく練られて地景入り、地鉄が白く肌立つ作品が多く経眼される末関にしては大人しく、美しく纏められています。刃文は直刃に節立つかのように互ノ目が間延びして交じり、美濃伝らしい尖り刃も見られ、刃縁には細かな砂流や金筋が現れ、鋩子は直ぐに先掃き掛けて丸く返っています。
当店にて上研磨を施しましたので、研ぎあがったばかりの清々しく、凜とした末関の地刃の冴えをご堪能頂けます

附属の陸軍九八式軍刀拵は、常に見るものより鐔が厚い高級品で、元は二鐶吊りの九四式の第二佩鐶が外されたもの。清原なる将校が所持していたもののようで、金具や柄木に至るまで、全てに「清原」とけがかれています。

裸身重量611グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,074グラム。


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