刀 1474 無銘(高田時行)
- Mumei (Takada Tokiyuki)-

刃長 二尺三寸六分八厘弱 / 71.76 cm 反り 三分三厘 / 1.0 cm
元幅 30.4 mm 元重 7.2 mm
先幅 物打25.0 mm  横手位置22.4 mm 先重 物打5.5 mm  松葉位置4.3 mm
目釘穴 3個 時代 南北朝中期応安頃(1368~)
The middle period of Nanbokucho era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 平成14年2月20日 愛媛県登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 698,000 円(税込)



豊後国の高田時行の作と極められた大磨上無銘の刀。時行は南北朝中期応安頃に活躍した刀工で、豊後高田鍛冶の始祖友行の子といわれており、左文字の門流とも伝えられ、太刀一振が国宝、短刀一振が重要文化財に指定されている、九州古作を代表する刀工の一人です。

この刀は反り浅く、切先延びた豪壮な姿で、地鉄は板目流れごころに杢交じって肌立ち、地沸ついて地景入り、白け映り立ち、刃文は直刃調子の刃取りに湾れや小互ノ目を交え、小乱れ混じって小足入り、砂流見られ、刃縁には湯走も看守でき、鋩子は直ぐ調に、表裏共に気持ち湾れ込んで、先丸く返っており、いかにも南北朝期の刀らしい迫力ある昨日です。

現状のままでも鑑賞に支障はありませんが、古研ぎ身故に余力ある方は化粧直し等を施して、地刃の妙味を存分にご堪能頂ければと思います。

裸身重量794グラム。


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