刀 1456 無銘(寿命)
- Mumei(Toshinaga) -

刃長 二尺四寸九毛強 / 72.75 cm 反り 六分九厘弱 / 2.1 cm
元幅 32.1 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打25.6 mm  横手位置21.4 mm 先重 物打6.1 mm  松葉位置4.2 mm
目釘穴 2個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成16年9月17日 奈良県登録
附属 ・素銅はばき
・黒蝋塗丸に笹竜胆紋蒔絵鞘打刀拵
・白鞘 / 継木
価格 550,000 円(税込)



大和系鍛冶が美濃に移り派生したと伝えられる寿命。幕末まで長く栄えた一派として著名です。刀剣界では“じゅみょう”と呼称されていますが、“としなが”と読むのが正しいようで、現存する作品の中にも“寿命トシナガトヨムベシ”と銘切った作品があったと記憶しております。
寿命と言う名に縁起良さを見出した武士達により、寿命の刀は祝賀の席での指料として、また、武家間での贈答品としても好まれました。※特に贈答には長物が好まれたと言われ、“長い寿命”と験を担いでのことだそうです。

この刀は元先の幅差頃好く開いて切先延びごころ。腰元より少し上から反り始める所謂先反り姿であり、太刀と刀を併用した体配をしている。表裏に腰樋を掻き流しており、表は二本腰樋、裏は単に腰樋となっている。杢目鍛えの地鉄はよく練れて詰むも、所々肌立って淡く映り立ち、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、刃中には砂流が顕著に見られ、逆がかった互ノ目や尖りごころの互ノ目を交え、帽子は横手上迄乱れ込み、先直ぐに丸く返っています。

附属の拵は柄にガタツキ無くしっかりとしており、縁頭と目貫は菊花図で揃えられ、柄巻きは細い皮を四本で組み上げている。切羽は銀無垢の地金にて本刀に合わせて作られた真面目な物であり、鞘に施された丸に笹竜胆紋の高蒔絵がアクセントを加え、大振りの鉄地雲龍図鐺が更なるインパクトを与えます。白鞘と継木が付属しているのも高評価。
居合等の稽古に使用されることを目的とされる方には、33,000円にて武用柄を製作致します。

裸身重量784グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,006グラム。
※委託品


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