刃長 |
二尺二寸二分一弱厘 / 67.3 cm |
反り |
六分二厘強 / 1.90 cm |
元幅 |
32.2 mm |
元重 |
7.2 mm |
先幅 |
物打24.0 mm 横手位置19.4 mm |
先重 |
物打5.0 mm 松葉位置3.7 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
室町後期
The latter period of Muromachi era |
鑑定書 |
― |
登録 |
昭和26年3月23日 愛知県登録 |
附属 |
・素銅地銀着はばき
・金梨地塗鞘打刀拵 |
価格 |
240,000 円(税込)
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元先の幅差開き、切先延びごころ。地鉄は小板目杢混じり、よく練れ、黒味がかった鉄混じり、地景入り、総体に乱れ映り立つ。刃文は区の部分で腰刃を焼き、直刃調の刃取りに緩やかな湾れを交え、刃縁よく働いて、砂流を見せ、指裏の腰刃の上には小さな互ノ目丁字風の刃が2つ混じり、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返る。
おそらく江戸時代になってからであろう、茎先で反りを伏せられている。刀身の棟角の所々に撓えが見られ、棟の中央付近にも撓えが見られます。
付属の拵は、長年栗形付近で下緒を結んでいたため、塗りの色に濃淡が現れており、元の色を見るに、製作当時には鮮やかな金梨地塗りであったことが窺えます。柄には極々僅かなガタツキが在りますが、簡単に直せます。切羽は菊花刻みの銀着せ。鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じます。
昭和26年3月と、登録制度開始早々の3月に登録されている点からも察せられるように、元は大名家やその直属の上士の所有であったことを物語る一刀です。
裸身重量685グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,016グラム。
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