刀 1439 |
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越州敦賀住藤原下総守宗吉 |
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- Esshu Tsuruga ju Fujiwara Shimousa no kami Muneyoshi - |
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刃長 |
二尺二寸四分四厘弱 / 68.0 cm |
反り |
五分二厘強 / 1.6 cm |
元幅 |
32.4 mm |
元重 |
7.5 mm |
先幅 |
物打28.4 mm 横手位置25.8 mm |
先重 |
物打6.3 mm 松葉先5.2 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
江戸初期慶長頃(1596~)
The early years of Edo era |
鑑定書 |
特別保存刀剣鑑定書 |
登録 |
昭和38年10月17日 兵庫県登録 |
附属 |
・銀はばき |
価格 |
660,000 円(税込)
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宗吉は慶長頃の越前国敦賀の刀工で、『日本刀銘鑑』によれば、永享の越州敦賀住宗吉、大永の敦賀住人宗吉作があり、慶長宗吉の後、正保頃の敦賀住藤原宗吉(越後守)と続いています。
この刀は元先の幅差目立っては開かず、切先延びた慶長新刀の特徴をよく表した作品で、身幅重ね尋常。鎬高い造り込みで抜けの良さを感じさせる豪壮な一振りです。地鉄は板目がよく練れて肌立ち、地景入り、粕立つところが見られ、刃文は小沸出来の直刃調の刃取りに湾れを交え、金筋入り、砂流かかる。鋩子は直ぐに先丸く返る。
茎はうぶですが、茎反りを抑えるために茎の棟を磨っており、こうした茎棟の形状変更は古作に多々見られるため、勿論完全なうぶであることに越したことはありませんが、この程度ですと欠点の内にも入りません。
力強い慶長新刀姿を堂々と誇る本刀は、刀剣の姿変遷を学ぶ上において、慶長新刀を研究するにはもってこいの好資料として価値高い優品です。
裸身重量772グラム。
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