刀 1403 長曽祢興正
- Nagasone Okimasa -

刃長 一尺九寸九分六厘強 / 60.5 cm 反り 三分七厘弱 / 1.13 cm
元幅 28.0 mm 元重 6.5 mm
先幅 物打23.0 mm  横手位置20.5 mm 先重 物打5.3 mm  松葉位置4.9 mm
目釘穴 2個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀装具鑑定書 登録 平成30年10月18日 兵庫県登録
附属 ・素銅はばき
・黒蝋塗鞘半太刀拵
価格 700,000 円(税込)



元先の幅差さほど開かず中切先やや延びる。地鉄は小板目柾流れ、刃文は匂口沈んだ直刃で、鋩子は直ぐに先丸く返っているようです。
兵庫県下の旧家からまとめて出てきました刀剣類の中の一振で、戦後のGHQからの刀狩りから刀剣類を守るため、刀身にニスのような物を塗り、防錆していたため、現状ではその染みが目立ちますが、地刃の鑑賞は可能です。
当然のことながら興正銘は首肯できるものではありませんので、無銘の短寸刀(長寸脇指)としてお求め下さい。

附属の半太刀拵は金具が多く、切羽は菊花の金着せで、本刀を帯びていた武士の本刀への愛着を感じさせます。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く使い勝手の良さも考えられていることに気づきます。柄にがたつきはありませんが、経年劣化による柄糸の締めが弱くなっている分、故意に左右に振ると柄に揺れを感じますが、こちらは将来柄糸を巻き直すことで自然と直ります。
拵が立派なので、当店にて拵に保存刀装鑑定を受審し、その後研磨を施してから販売するか悩み、数年間在庫として寝かせておりましたが、一旦現状のままご紹介する次第で、研磨は特別に10万円(税込)にて承りますのでお気軽にご用命下さい。
※どこからどう見ても半太刀拵なのに、打刀拵と鑑定書に記載されている点には些か疑問を感じずには居られません。

裸身重量604グラム。  拵に納めて鞘を払った重量925グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。