刀 1399 加州住藤原有平
- Kashu ju Fujiwara Arihira -

刃長 二尺三寸六分三厘 / 71.6 cm 反り 三分六厘強 / 1.12 cm
元幅 31.1 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打24.5 mm  横手位置21.0 mm 先重 物打5.3 mm  松葉位置4.5 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期正保頃(1644~)
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成25年9月10日 東京都登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 440,000 円(税込)



有平は加賀兼若(越中守高平)の二男。名家の出ながら作刀数が少ないのは父や兄の代作が多いためと言われています。
兼若は志津兼氏の末裔で、三代目甚六が美濃から加賀に移住し初代加賀兼若として活躍。加賀正宗と称され前田藩で絶大な人気を博しました。
兼若の子は長男に景平、二男に有平、四男に清平がいますが、三男が兼若銘を継ぎました。

この刀は元先の幅差程好く開いて切先延びた鋭い造り込みで、地鉄は柾目に小板目が交じって粕立ち、地景入り、淡く映りごころがあり、刃文は匂口明るく、穏やかな刃取りの中に互ノ目や互ノ目丁字を交え、刃縁に小沸が付き、足入り、細かな砂流がかかり、鋩子は表裏共に直ぐに丸く返っています。
※現状では部分的に錆が見られ、指裏刃縁にフクレを伴う鍛え筋が見られます。

附属の拵は掟通りの肥後拵で雰囲気が良く、柄にがたつきはありません。鞘を払って構えてみると、刀身中央から手元にかけての重心でバランスが非常に良く、片手操作にも適しています。
是非再研磨を施して御愛蔵下さい。

裸身重量714グラム。  拵に納めて鞘を払った重量943グラム。


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