軍 038 陸軍九八式軍刀拵(鉄鞘)
- Type 98 Japanese Army koshirae -

全長 101cm 柄長 24.7 cm
鞘長 75.3 cm 時代 昭和前期
Production age 『AD1934 ~』
附属 ・尉官刀緒 価格 165,000 円(税込)



昭和12年、支那事変が勃発して戦時非常時体制となり、翌13年、服制改正で正装・礼装が事実上停止され、これに伴い、昭和13年(1938年) 5月、九四式の第二佩鐶を廃止した制式軍刀外装が制定されました。これが昭和13年制定陸軍制式軍刀(通称九八式)です。実質は九四式と変わる処はありません。

刀身は初期には古作日本刀々身が大半でしたが、需要に供給が追いつかず、大量生産の軍用特殊刀身が過半を占めるに至りました。
外装は一等・二等・三等・略式外装の4等級の外装品位があり、鞘は、鉄・アルミ・革巻木鞘の外装変遷と鮫皮巻又は漆塗木鞘等の特注品があって多岐に亘り、これらの選択は将校の資力と国情に依って決定されました。

大東亜戦争に突入して、これらの外装品位を超越する深刻な物資不足によって品質は極端に劣化していき、九八式軍刀と一括りにできない程の品質格差であり、昭和18年三式制定後も、諸般の経緯から継続製作されました。

この拵は鞘の石突金具の桜花葉に摩耗が見られるも、総体に保存状態が良く、鐔の山吹色も健全。猿手鐶の紐が経年劣化によるものか、別の紐に替えられています。

総重量1,101グラム。


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