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12-1819 画像枚数 11枚 早く売れる価格 132,000円(税込)/120,000円(税別) 妥当な価格 198,000円(税込)/180,000円(税別) 強気の価格 275,000円(税込)/250,000円(税別) 商品の出来を優先した価格 242,000円(税込)/220,000円(税別) 推奨販売価格 220,000円(税込)/200,000円(税別)
四阿透鐔 江府住直行作 -Kofu-ju Naoyuki saku-
縦75.65ミリ 横72.6ミリ 切羽台厚4.93ミリ 重さ101.8グラム 江戸中期末~後期 From the end of the middle Edo period to the late Edo period 附属 保存刀装具鑑定書、桐箱
直行は「江府住直行作」と銘する江戸金工です。現時点では生没年や師系を詳しく伝える公刊資料が乏しく、著名工のように確立した伝歴を持つ作者ではありませんが、「江府住」は江戸に居住して制作したことを示す住地銘であり、本作にはその名乗りを含む銘が切られています。日本美術刀剣保存協会は本品を「四阿透鐔」「銘 江府住直行作」として保存刀装具に鑑定しており、作者名と銘の内容は鑑定書によって確かに裏付けられています。
本作は鉄地を大きく切り透かし、四阿を中心に垣や欄干、樹木を細い鉄骨でつないで一つの景色にまとめています。建築物の直線と樹木の曲線を破綻なく組み合わせた構成には確かな技量が認められ、作者の知名度だけではなく、作品そのものの出来を見て評価すべき一枚です。直行の生没年や師系、具体的な活動年を示す資料は現在のところ確認できず、銘だけから制作年代を限定することはできませんが、絵画的な地透の構成、細部の毛彫、端正な仕上げを総合し、江戸中期末から後期頃の作と見るのが慎重かつ妥当です。
四阿は庭園や水辺に設けられ、景色を眺めて憩うための小亭であり、山水の中に静かな人の営みを添える風雅な画題です。本品は四阿、垣、欄干、樹木を鐔面全体に配し、円形の限られた空間へ一幅の庭園風景を展開しています。
大きく開けた透かしの間を、細い桟や枝が途切れることなく結び、外周の丸耳まで均衡よく支える造りは見事。建築の水平線と斜線、窓や垣の格子、樹木の柔らかな輪郭が相互に響き合い、白い背景では明快な図柄として、濃色の鞘へ合わせれば奥行きある影絵として、装着する拵によって異なる表情を見せます。
4.93ミリのしっかりした厚みを保ちながら透かしによる軽快さを実現し、101.8グラムの手取りにも不足はありません。四阿という雅趣ある画題、鑑賞に耐える緻密な地透、保存刀装具鑑定書を伴う確かな価値を併せ持ち、透鐔の造形美と江戸金工の意匠力を存分に味わえる優品です。
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