分類 目貫 観賞用


13-273
画像枚数 4枚

早く売れる価格 165,000円(税込)/150,000円(税別)
妥当な価格 198,000円(税込)/180,000円(税別)
強気の価格 275,000円(税込)/250,000円(税別)
商品の出来を優先した価格 231,000円(税込)/210,000円(税別)
推奨販売価格 198,000円(税込)/180,000円(税別)


虎図目貫
無銘
-Mumei-

表目貫 横26.2ミリ 縦16.0ミリ
裏目貫 横29.7ミリ 縦13.85ミリ
重さ7.7グラム
江戸中期~後期 The middle to late Edo period
附属 桐箱


虎は勇猛、威厳、魔除けを象徴し、鋭い眼光としなやかな身のこなしを備えた姿から、武家の装具にふさわしい画題として古くから好まれてきました。竹と取り合わせた竹虎図が多いなか、本図では虎そのものの姿態へ焦点を絞り、一方を身を低く伏せて獲物をうかがう姿、もう一方を前脚で地を押さえながら顔を上げる姿として描き分け、対をなす二頭の異なる気配を楽しませます。

本品は素銅地をふっくらとした容彫に仕立て、全面へ金の薄板を丁寧に着せた華やかな一対で、額から頬へ流れる毛並み、肩から胴へ走る縞、丸く力強い前脚と爪、腰から伸びる尾まで細い鏨を重ねて丹念に表し、小さな目貫の中へ虎の量感と俊敏さを凝縮しています。正面からは金着せならではの厚みと柔らかな光沢が目を引き、斜めから眺めると盛り上がった肩、沈み込む腰、前後へ踏ん張る脚が幾層もの陰影を生み、平面写真だけでは伝わりきらない立体感を味わえます。

二頭は同じ雛形を反転しただけではなく、頭の向き、脚の置き方、尾の動きまで変化を与え、一方の静かな緊張と、もう一方の躍動を対照させています。裏側には打出しによる空間を残し、表の肉取りを軽やかに支える古様な構造が見られ、金色の奥から素銅の柔らかな色調がわずかにのぞくことで、時代を経た金工品ならではの深みも生まれています。全面を金色でまとめた豪華さ、豊かな肉取り、表情に富む二頭の組み合わせを備え、虎図を好む方はもちろん、拵へ格調と力強さを添える目貫を求める方にもおすすめしたい、手元で眺めるほど彫りの魅力が増す一対です。